心を豊かにする12の物語|富を築き 成功を手にする 75の傑作

2018年5月5日

この記事は2015年に著者が発行したレポート「富を築き成功を手にする75の傑作」を改定したものです。

読書好きのバンドマン
さあ、今回は物語、小説編ですね!得意分野ですよ!

読書好きのシンガー
たしかに、知っている本も出てきそうですね!でも、「富を築き成功を手にする」というタイトルのレポートですよね?物語はどういう風に選んだのですか?

読書好きのバンドマン
やはり、「学びがある」ということを大事にしています。成長や成功をテーマにした本が多いですね。あとは、”人”をよく描かれているものですね

読書好きのバンドマン
人がよく書かれているというのは、人間の心理描写や人間関係の書き方がうまいということですね。やはり、心理学というわけじゃないですが、数れた物語は人の心を理解する上ですごく役立ちます

読書好きのシンガー
なるほどですね!これまで小説を読むとき、そういう視点で読んでなかったので楽しみです!

読書好きのバンドマン
ではいきましょう!

心を豊かにする物語編

心を豊かにする物語を紹介します。経済的にどんなに成功しても、心の中に豊かな物語がなければ、成功もむなしいでしょう。
物語には個人の好みが大きく出るため、私の好みというよりも多くの人が認める名著を中心にまとめました。また、空想の物語だけでなく、ノンフィクション、自伝などもいれています。どれを一つとっても豊かな人間模様が描かれているものばかりです。
疲れ果てたとき、支えがなくなったとき、大きな失敗をしたとき、あなたを最後に助けるのが物語です。

魔法の糸|ウィリアム・J・ベネット

魔法の糸|ウィリアム・J・ベネット
魔法の糸|ウィリアム・J・ベネット

1994年にアメリカで出版されたこの本は、心が豊かになる世界の寓話・説話・逸話100選をまとめた本です。1年で250万部も売れた大ベストセラーです。子どもに読み聞かせるような話から、大人でも唸ってしまう話まで、幅広く収録されています。物語を集めたものですが、自己啓発書としての学びもあります。あなたがよく知っているあの寓話も収録されていることでしょう。 

内容(「BOOK」データベースより)
人生で一番大切なことってなんだろう?ギリシア神話、イソップ物語、O・ヘンリーの小説、歴史上の人物エピソードなど、時代を超えて読み継がれる、選りすぐりの物語の数々!大人から子どもまで、すべての人々に生きる勇気を与えてくれる“人生の道案内”。

美女と野獣|ボーモン婦人

美女と野獣|ボーモン婦人
美女と野獣|ボーモン婦人

ディズニー映画で知られる「美女と野獣」を含めた15の物語が収録されています。原作は1756年に書かれました。ボーモン婦人は作家ですが、教育者としても卓越した実績を残しています。子どもが読むと豊かな心を持った大人に成長するでしょうし、大人が読むと誠実さや正直さがどれほど大切かに気づくでしょう。

内容(「BOOK」データベースより)
父の旅のみやげに一輪のバラの花を頼んだため、心優しいベルは、見るも恐ろしい野獣の住む城へ行かなければなりませんでした。さて、野獣は彼女に何を求めたでしょうか…。詩人ジャン・コクトオが絶賛し、映画化したこの美しい幻想的な物語は、二百年も前に書かれながら今日も人々の心を捉えます。他に「三つの願い」等珠玉の十四篇収録。

フランクリン自伝|ベンジャミン・フランクリン

フランクリン自伝|ベンジャミン・フランクリン
フランクリン自伝|ベンジャミン・フランクリン

出版業で成功し、科学者、政治家、著述家として活躍したベンジャミン・フランクリンの自伝です。アメリカ文学不朽の名作としても知られており、自伝でありながら、成功哲学書やビジネス書としての価値があります。フランクリンの波乱万丈な人生、数々の成功、「すべての人類の友」と呼ばれ、資本主義社会の基礎を築いたアメリカ史上最も偉大な人物の人生に触れることができます。

植字工として世に出たフランクリンは、持ち前の植字・印刷術と文筆の力量をもとに印刷業から新聞、出版へと事業を広げ、さらに社会改良へと乗り出していく。人任せを嫌い、実務をいとわぬ「善きアメリカ人」の母型を伝える18世紀の古典を、弱冠15歳で渡米し、戦前の米国を知る数少ない哲学者・鶴見俊輔の翻訳でおくる。

十八世紀のアメリカの町の八百屋のおばさん、肉屋のおじさんがくつろいで話す時に、こういうことを教えてくれただろうと思うような人生の知恵をフランクリン自伝は、私たちにあたえる(鶴見俊輔)

デール・カーネギーは、ある晩教室で一冊の本を手にしながら、「すべての人がこの本を読むといいんだが。しかも数回読みかえせばね……」と語りだした。本の名は『ベンジャミン・フランクリン自伝』といった(フランク・ベトガー『熱意は通ず』より)

去年の今頃はフランクリンの自叙伝を日課のように読んだ。横文字の小さい字はことに読みなれんので三枚読んではやめ、五枚読んではやめ、苦しみながら読んだのであるが、得た所の愉快は非常に大なるものであった。費府(フィラデルフィア)の建設者とも言うべきフランクリンが、その地方のために経営していく事と、かつ極めて貧乏なる植字職工のフランクリンが一身を経営していく事と、それが逆流と失敗との中に立ちながら、着々として成功していく所は、何とも言われぬ面白さであった(正岡子規『病牀六尺』より)

およそ、私はフランクリンと正反対の人間なので、かえって、興味があるのかもしれない(小田実)

アルケミスト|パウロ・エニョーロ

アルケミスト|パウロ・エニョーロ
アルケミスト|パウロ・エニョーロ

少年がアルケミスト(錬金術師)の導きやさまざまな出会いの中で人生の智慧を学んでいく物語です。夢を叶えるとはどういうことなのか。児童文学でありながら、全ての人が学べる啓発書でもあります。少年の成長と気付き、成功の物語です。

内容(「BOOK」データベースより)
羊飼いの少年サンチャゴは、アンダルシアの平原からエジプトのピラミッドに向けて旅に出た。そこに、彼を待つ宝物が隠されているという夢を信じて。長い時間を共に過ごした羊たちを売り、アフリカの砂漠を越えて少年はピラミッドを目指す。「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれる」「前兆に従うこと」少年は、錬金術師の導きと旅のさまざまな出会いと別れのなかで、人生の知恵を学んで行く。欧米をはじめ世界中でベストセラーとなった夢と勇気の物語。

コエーリョ,パウロ
1947年ブラジル、リオデジャネイロ生まれ。世界中を旅した後に音楽とジャーナリズムの世界に入る。1987年、初の著書『星の巡礼』(角川文庫)を出版して注目を集め、88年に発表した『アルケミスト』(角川文庫)が世界中で大ベストセラーになる。現在は世界を旅しながら精力的に執筆活動を続けている

星の王子さま|サン・テグジュペリ

星の王子さま|サン・テグジュペリ
星の王子さま|サン・テグジュペリ

1943年にパイロットとして数々の冒険を重ねた著者が出版した本(英訳The little prince)です。大人という生き物がいかにくだらないか、子どもがどれほど豊かなのか、大人になってから読んだ方が多くのことを感じるでしょう。また、大人の心無い一言によってどれほどの子どもが夢を失っていくのかが豊かな表現で語られています。仕事やお金や権力、そうしたものに振り回されることがばからしく、人生の本質はそんなところにないんだという気付きが、優しい言葉で伝わってきます。

内容(「BOOK」データベースより)
砂漠に飛行機で不時着した「僕」が出会った男の子。それは、小さな小さな自分の星を後にして、いくつもの星をめぐってから七番目の星・地球にたどり着いた王子さまだった…。一度読んだら必ず宝物にしたくなる、この宝石のような物語は、刊行後六十年以上たった今も、世界中でみんなの心をつかんで離さない。最も愛らしく毅然とした王子さまを、優しい日本語でよみがえらせた、新訳。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
サン=テグジュペリ
1900‐1944。名門貴族の子弟としてフランス・リヨンに生れる。海軍兵学校の受験に失敗後、兵役で航空隊に入る。除隊後、航空会社の路線パイロットとなり、多くの冒険を経験。その後様々な形で飛びながら、1929年に処女作『南方郵便機』、以後『夜間飛行』(フェミナ賞)、『人間の土地』(アカデミー・フランセーズ賞)、『星の王子さま』等を発表、行動主義文学の作家として活躍した。第2次大戦時、偵察機の搭乗員として困難な出撃を重ね、’44年コルシカ島の基地を発進したまま帰還せず

こころ|夏目漱石

こころ|夏目漱石
こころ|夏目漱石

教科書にも載っている日本文学の傑作です。繊細な心理描写から物語に引き込まれ、抜け出せなくなります。恋愛と友情のはざまで行われる駆け引きは、いかにも日本人的なやり取りです。今は日本人でも呼んだことがないという人がたくさんいます。教科書に載っているのは一部だけなのでぜひとも全体を感じてほしい一冊です。

「こゝろ」は後期三部作の終曲であるばかりでなく、漱石文学の絶頂をなす作品。自我の奥深くに巣くっているエゴイズムは、ここでぎりぎりのところまで押しつめられる。誠実ゆえに自己否定の試みを、自殺にまで追いつめなければならなかった漱石は、そこから「則天去私」という人生観にたどりつく。大正3年作。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved

最後の言葉|重松清、渡辺考

最後の言葉|重松清、渡辺考
最後の言葉|重松清、渡辺考

戦時中には、家族の元を離れ、そして二度と会えなかった人がたくさんいました。彼らが最後に家族に残した言葉、届かなかった思いの詰まった本です。手紙や日記に残された文章と、当時の戦況や本人の状態などから、戦争の真っただ中で何を感じ、何を考え、何を望んでいたのかを知ることができます。忘れてはいけない言葉がここにはあります。

内容(「BOOK」データベースより)
第二次世界大戦の激戦地に日本軍将兵が遺した膨大な手紙や日記、手帳が見つかった。六十年の時を越え、彼らが伝えたかった言葉は遺族のもとに届くのか?僕たちは間に合ったのだろうか?NHKハイビジョンスペシャル『最後の言葉―作家・重松清が見つめた戦争』で話題を呼んだ感動ドキュメンタリー。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
重松/清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒。出版社勤務を経て、執筆活動に入る。1999年『ナイフ』で第14回坪田譲治文学賞、『エイジ』で第12回山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で第124回直木賞受賞。話題作を次々発表するかたわら、ライターとしても、ルポルタージュやインタビューを手がける

渡辺/考
1966年、東京都生まれ。早稲田大学卒。’90年、NHKに入局。’95年8月から2年間、青年海外協力隊員としてミクロネシア連邦ヤップ州政府放送局に勤務した経験を持つ。主なテレビ作品に、『もういちどつくりたい―テレビドキュメンタリスト木村栄文の世界』(ギャラクシー賞テレビ選奨)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

いつまでも、いつまでもお元気で|知覧特攻平和会館

いつまでも、いつまでもお元気で|知覧特攻平和会館
いつまでも、いつまでもお元気で|知覧特攻平和会館

日本が第二次世界大戦で用いた戦略「神風特攻隊」、多くは将来のある若者でした。彼らは特攻隊としての任務に就く直前に家族へ手紙を残していきました。美しく、洗礼された文章で残された家族への思いを書かれています。覚悟、恐怖、不安、希望、さまざまな感情が入り混じった言葉は、現代の私たちが失ってしまったものではないでしょうか。

戦争末期、知覧をはじめ各地の基地から飛び立った特攻隊員たちの手紙・遺詠を美しい風景写真を添えて紹介。六十年前の若者たちの無垢な想いが胸を揺さぶる一冊。
再び還ることのできない出撃を前に、特攻隊員たちは真心のこもった手紙を書き残しました。両親への感謝、幼い弟妹への気遣い、この国の未来への想い―。温かく、優しい言葉を残して、大空に散った若者たちの記録。

眠れる美女|川端康成

眠れる美女|川端康成
眠れる美女|川端康成

「眠れる美女」「片腕」「散りぬるを」の3部を収録した川端康成の小説です。彼の作品はどれをとっても素晴らしいものですが、この作品では特に人体の動きや形、感触の描写が洗礼されています。生々しく気持ちが悪くなるほどの描写力は、感性を敏感にし、あなた自身の表現力をあげるでしょう。

内容紹介
波の音高い海辺の宿は、すでに男ではなくなった老人たちのための逸楽の館であった。真紅のビロードのカーテンをめぐらせた一室に、前後不覚に眠らされた裸形の若い女――その傍らで一夜を過す老人の眼は、みずみずしい娘の肉体を透して、訪れつつある死の相を凝視している。熟れすぎた果実の腐臭に似た芳香を放つデカダンス文学の名作「眠れる美女」のほか「片腕」「散りぬるを」。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
川端/康成
1899(明治32)年、大阪生れ。東京帝国大学国文学科卒業。一高時代の1918(大正7)年の秋に初めて伊豆へ旅行。以降約10年間にわたり、毎年伊豆湯ケ島に長期滞在する。菊池寛の了解を得て’21年、第六次「新思潮」を発刊。新感覚派作家として独自の文学を貫いた。’68(昭和43)年ノーベル文学賞受賞。’72年4月16日、逗子の仕事部屋で自死(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

上杉鷹山|童門冬二

上杉鷹山|童門冬二
上杉鷹山|童門冬二

江戸中期に、破綻した米沢藩を再建した名藩主、上杉治憲(のちに鷹山)の物語です。アメリカ元大統領のジョン・F・ケネディがインタビューで「尊敬する日本の政治家はいますか?」と聞いたときに、上杉鷹山と答えたそうです。藩を立て直すために率先して倹約に励み、決して人の道を踏み外さず、決意を曲げなかった鷹山の姿勢はリーダーの鏡といえます。「伝国の辞」や数々の名言を残し、現代にも通じる政治手法を編み出した偉人です。

灰の国はいかにして甦ったか。九州高鍋の小藩から養子に入り、十七歳で名門上杉家の藩主の座についた治憲は、自滅か藩政返上かの瀬戸際にある米沢十五万石を再建すべく、冷メシ派を登用し改革に乗り出す。藩主や藩のために領民がいるのではない、との考えのもとに人びとの心に希望の火種をうえつけてゆく…。

罪と罰|ドストエフスキー

罪と罰|ドストエフスキー
罪と罰|ドストエフスキー

勘違いした正義から始まり、罪と罰の意識を持つまでの繊細な心理状態が描かれた名作です。正義、善行を勘違いした主人公のラスコーリニコフは、心の中に抱いた小さな罪の意識がどんどん大きくなっていきます。殺人という罪を犯したラスコーリニコフは、善行を重ねても罪を償うことができないと気付きます。人間はどんなものから逃れようと、自分の中の罪の意識からは逃れることはできません。

鋭敏な頭脳をもつ貧しい大学生ラスコーリニコフは、一つの微細な罪悪は百の善行に償われるという理論のもとに、強欲非道な高利貸の老婆を殺害し、その財産を有効に転用しようと企てるが、偶然その場に来合せたその妹まで殺してしまう。この予期しなかった第二の殺人が、ラスコーリニコフの心に重くのしかかり、彼は罪の意識におびえるみじめな自分を発見しなければならなかった。

あたりまえのアダムス|ロバート・アップデグラフ

『あたりまえのアダムス』 ロバート・アップデグラフ
『あたりまえのアダムス』
ロバート・アップデグラフ

本書は、架空の広告マンの物語です。1916年に書かれました。100ページにも満たない短いストーリーでありながら、「あたりまえ」であることの大切さを表現した傑作で何度も増版を重ね、現代まで読み継がれてきました。ビジネスにおいて必要なのは画期的なアイデアではなく、あたりまえの、ごく常識的なことだということが、100年間もビジネスマンを驚かせ続けています。

『あたりまえのアダムス』がはじめて世に出たのは、1916年、アメリカで最も歴史の古い週刊誌、サタデー・イブニング・ポストに発表されたときでした。本になったのは同年の9月。本は、はじめから飛ぶような売れ行きでした。登場人物「あたりまえのアダムス」は、すぐに伝説的キャラクターになりました。ビジネスの会議や役員室でも話題になりました。企業のトップは次々に手紙を送ってよこし、アダムスは実在の人物かと問いました。そうであれば、ぜひ仕事を依頼したい、というのです。彼の「あたりまえ主義」は、時代を代表する実業人たちの考え方にも影響をおよぼしました。現代の読者には少し古くさい物語に見えるかもしれません。しかし、この素朴な物語に描かれているのは、いつどこに行っても変わらない、基本的な考え方です。

読書好きのシンガー
すぐに読みた本がたくさんあります!

読書好きのバンドマン
そう言ってもらえると紹介してよかったです!まずは何が読みたいです?

読書好きのシンガー
夏目漱石の「こころ」ですね。高校生のころに授業でやりましたけど、全部は読んだことがないので

読書好きのバンドマン
間違いなく日本文学の頂点にある作品です。同じく、日本文学の川端康成の「眠れる美女」もおすすめです!

読書好きのバンドマン
あとは「魔法の糸」もいいですよ。100の物語の中には映画のもとになったものもあるので「あ!これなんか知ってる!」という作品がたくさん見つかると思います

読書好きのシンガー
それをいうなら「美女と野獣」も絶対読みます!ディズニーの美女と野獣大好きですし!

読書好きのバンドマン
原作の美女と野獣はもっと濃いというか、激しいというか…