自分の人生を1秒も無駄にせず使い切る秘訣|堀江貴文の「多動力」

2018年5月6日

多動力|堀江貴文
多動力|堀江貴文|圧倒的成果を生むホリエモンの行動原理

「多動力」は無数の肩書を持つ堀江貴文氏の成功の秘密であり、”これからの社会”で活躍するために必須のスキル

読書好きのバンドマン
「多動力」って言葉、知ってますか?

読書好きのシンガー
聞いたことあります!ホリエモンの本で有名になったやつですよね!

読書好きのバンドマン
そう!今回はそのホリエモンの「多動力」を紹介します。ちなみに、ホリエモンが何をしている人か知ってます?

読書好きのシンガー
えっと、起業家ですか?私にとってはテレビタレントの印象が強いですけど…あと一回つかまりましたよね?何をやったのかはよくわかりませんけど

読書好きのバンドマン
ホリエモンが捕まったのは証券取引法違反ですね。詳しくは触れませんけど、まあ「やりすぎて叩かれちゃった」っていう感じです

読書好きのバンドマン
他に肩書を紹介すると実業家、コンサルタント、プログラマー、作家、コメンテーター、タレント、プロデューサー、ロケット開発者、飲食店プロデューサー、マンガ事業・オンラインサロン主宰者、アプリプロデューサー、映画プロデューサー…etc.と、めちゃくちゃいろいろやってます

読書好きのシンガー
(;゚Д゚)…私、普段の仕事と音楽活動を両立するだけでもいっぱいいっぱいなのに…

読書好きのバンドマン
堀江貴文さんは超多忙です。これだけ肩書を持っているんですから当然ですね。「多動力」は、堀江貴文さんが無数の役割を同時に果たし、そのほとんどで成果を上げ続ける秘密の力なんですよ

読書好きのシンガー
それは気になる!多動力を身に着ければ、音楽活動ももっとできるようになるかなあ

読書好きのバンドマン
もちろん!堀江貴文さんのように無数の仕事を抱えている人は当然、何か一つのことを極めたい人にとっても大切なスキルですよ

読書好きのバンドマン
ただ、堀江貴文さんの本はたいていそうなんですけど、過激すぎるというか、極論すぎるというか、「こんなことできるわけない!」って思ってしまうものが多いんですね

読書好きのシンガー
たしかにそれは心配です…結局「ホリエモンだからできたんじゃないの」って思いそう

読書好きのバンドマン
ただ、そんな先入観を打ち砕くメソッドもたくさん紹介されているので安心してください!

「多動力」を最初に提唱したのは堀江貴文氏ではない

読書好きのバンドマン
ちなみに、多動力という言葉を有名にしたのは堀江貴文さんですけど、最初に言ったのは別の人なんですよ

読書好きのシンガー
そうなんですか?ホリエモンの造語だと思ってました

読書好きのバンドマン
実は「高城剛」という方で、この人も超多忙なクリエイティブディレクターです。「同じ場所に3日といられない」といい、世界を転々としながら、数々の本を書き、雑誌に連載を載せ、映像作品を作り続けています

読書好きのシンガー
3日とって…住む場所とかどうしてるんですかね…

読書好きのバンドマン
本書の中で堀江貴文さんも言っていますけど、ホテルを転々とされているようですよ。この「家を持たない」は多動力精神の究極系かもしれませんね。ホテルに何週間も止まることは難しいので、動き続けるしかありませんから。

読書好きのシンガー
まねできないな~

読書好きのバンドマン
まねをする必要はないんですよ。堀江貴文さんも高城剛さんも、まぎれもなく天才。僕たちが同じようにやってうまくいくわけじゃありません

読書好きのバンドマン
だから、自分の生活で活用できるところから、少しづつ始めればいいんですよ。ちなみに僕は、プライベートの電話に出なくなりました(笑)よくやり取りする友人には「LINEを送れ!」といっています

読書好きのシンガー
電話に出ないことと多動力と関係あるんですか?忙しい人ほど電話でやり取りするイメージですけど

読書好きのバンドマン
その秘密も、本書を読む中でわかると思います!ではそろそろ本題に入りましょうか。堀江貴文さんの「多動力」です!

読書好きのシンガー
よろしくお願いします!

イーロン・マスクは服を着られない

本書の最初に「多動力」とは何か、について書かれています。
多動力とは、文字通りいくつもの異なることを同時にこなす能力です。しかし、多動力のある人は興味が移り変わりやすく、集中力が持続しません。ものは忘れるし、無くすし、やるべきことをやっていないのに、やりたいことばかりやってしまいます。

その一例としてテスラモーターズ、スペースXのCEOであるイーロン・マスクが紹介されています。彼は今世紀最大のアイデアマンで、火星移住や費用が掛からないロケット開発、電気自動車など「世界を変える」ための活動を続けています。
しかし、彼は自分で服を着ることができないそうです。ボタンを留めている間に、面白いアイデアを思いついたり、別のことに興味が移ってしまい、最後まで着れないのです。

一昔前まで、このような人は「おかしな人」と扱われてきました。
しかし、これからの時代はイーロン・マスクのように圧倒的な「多動力」を持つ人こそが活躍するのだと、堀江貴文氏は言います。

つまり、テレビなどの家電はもちろん、自動車も、家も、ありとあらゆる「モノ」がインターネットにつながるということだ。すべての産業が「水平分業型モデル」となり、結果”タテの壁”が溶けていく。
たとえば、テレビとインターネットがつながると、テレビはスマホアプリの一つになり、電話はFacebookと同じレイヤーで競争することになる。フジテレビのライバルは日本テレビではなく、恋人からのLINEになるのだ。
また自動車がインターネットにつながり、自動運転が進めば、もはや自動車の形である必要はなくて、ただの移動するイスになるかもしれない。そのとき、自動車業界もインテリア業界もタテの壁はなくなる

この、あらゆる産業のタテの壁が溶けていく、かつてない時代に求められるのは、各業界を軽やかに超えていく「越境者」だ。
そして、「越境者」に最も必要な能力が、次から次に自分が好きなことをハシゴしまくる「多動力」なのだ。

堀江貴文|多動力

日本では特に、コツコツと一つのことを続けることを美徳とする価値観があります。ビジネスキャリアの中でも、転職経験が多い人は嫌われる傾向があります。
しかし、これからの時代に活躍できるのは、一つのことをコツコツと続け同じ会社に30年務めた人間ではなく、興味を持ったことに次々と取り組み、多くの会社を転々としてスキルを吸収してきた人間なのです。

寿司屋の修行なんて意味がない

寿司職人といえば「飯炊3年握り8年」といわれるほど、長い下積みが必要と思われている仕事です。それに対し、「意味がないと」言い切ります。堀江貴文氏らしい暴論ですね。

時代はオープンイノベーション。つまり、秘伝や伝統が、共有される時代なのです。
確かに、昔はスキルを身に着けるとき、すでに身に着けた先輩のもとで学ぶしかありませんでした。その先輩が「見て学べ」といえば、見て学ぶしかなかったのです。
しかしインターネットの登場により”情報”は瞬時に得ることができるようになりました。寿司の握り方もインターネットで調べればすぐに出てきます。

「石の上で3年我慢できたら次の仕事を教えてやる」などという親方のもとで働いていては貴重な時間が失われるだけだ。
繰り返すが、もはや情報それ自体に意味はない。これからは旧態依然とした業界に「オープンイノベーション」の波が来る。そこでは、とにかくチャレンジしようという行動力とアイデアを進化させる力が求められる

堀江貴文|多動力

自分がやっていることも、もしかしたら他の人がすでに発見した技術やノウハウを再発見しようとしているだけかもしれません。同じことをやっている人は必ずどこかにいて、その人の情報をインターネットで知ることができます。だから、あなたがやっていることは、あなたがやる必要のないものかもしれません。

三つの肩書を持てばあなたの価値は1万倍になる

無数の肩書を持つ堀江貴文氏らしい言葉です。

ダイヤモンドが高価なのは、美しいからではなく、珍しいからです。「部長」や「ディレクター」「プログラマー」といそれぞれの肩書は珍しくありません。自分の価値を上げるには、複数の肩書を持ち、他人に変わりが務まらないレアな存在になる必要があります。

「二足の草鞋」というと、否定的なイメージがありますが、これからは「三足、四足の草鞋」を履く人間が活躍します。
堀江貴文氏は決して世界最高のプログラマーでも、たぐいまれなロケット開発エンジニアでも、今世紀最大の経営者でもありません。堀江貴文氏レベルのプログラマーやエンジニアはいくらでもいるでしょうし、より大きな事業を成功させた経営者も数多く存在しています。
しかし、これらすべてを持っているのは「堀江貴文」ただ一人です。一つ一つは「世界一」じゃないけれど、複数組み合わせて「世界にただ一人」になったからこそ、大きな価値があるのです。

もはや、産業ごとの”タテの壁”は崩壊していくのだ。「一個の肩書で一生食っていく」などといっている人は、自分で自分のキャパシティを狭めてしまっているだけだと思う。
肩書が一つしかない名刺なんて、さっさとゴミ箱に捨ててしまおう。

堀江貴文|多動力

ベストセラーはコピペ本

ここで、堀江貴文氏が「全部自分でやらなければいけない」という思い込みを壊してくれます。
堀江貴文氏は1か月に1冊のページで本を出版しています。ビジネス書は大体10万文字程度、タイピングが早い人でも、書くだけで十数時間かかります。それ以上に多くの時間をかけて、内容を考え、表紙のデザインや帯に寄稿してもらう人を探し、校閲校正を行う必要があります。
本を書くというのは重労働で、それだけにフォーカスしていても月に1冊はなかなか出せません。

なぜ、無数の肩書を持ち圧倒的に多忙な堀江貴文氏が、月に1冊も出版できるのかというと、他人を使うからです。
インタビューしてもらい、どのような本に仕上げるかはライターや編集者に任せてしまいます。そうすれば、自身の時間は数時間しかかけず、一冊の本を出版することができます。
インタビュー内容を書き起こすことは、自分でやる必要がない。信頼している編集者がいるから自分が口をはさむ必要もない。徹底して自分がやる必要がないことはやらないことで、圧倒的なパフォーマンスを発揮できるのです。

時間をかければクオリティが上がる、真心を込めれば人に伝わるというのは、妄想にすぎない。
何百もの仕事を同時にこなすためには、「自分でやらないこと」を決めるのが大切だ。自分にしかできない仕事以外は、他人に思い切って任せよう。

堀江貴文|多動力

これは何も仕事だけの話ではありません。生活の中でも、掃除や洗濯、料理など、自分でやる必要のないことはたくさんあります。そして、それらをサポートしてくれるサービスも充実してきました。シェアリングサービスの中には、掃除や洗濯といった雑務を分単位で依頼することができるものもあります。

見切り発車は成功のもと

堀江貴文氏が企画するイベントの多くは、見切り発車でスタートします。「全然人が来なかったら」「赤字になったら」と考え、動きを止めることはありません。
1年たてば社会の状況も、流行も、世論も大きく変わる時代です。準備に時間をかけていたらうまくいく企画も倒れてしまいます。

大事なことは、見切り発車でもいいからやってみることだ、と堀江貴文氏は言います。
完璧なものを作ろうを5年、10年をかけて準備していたら、誰かに先を越されるかもしれません。実現するころにはもう必要なくなっているかもしれません。そうなれば準備期間は全くの無駄です。
とりあえず見切り発車で、不完全でもいいからスタートする。そこからトライアンドエラーを繰り返したほうが、結果的にはクオリティが高いものができます。

女性をデートに誘うためにダイエットを始める男性がいます。
しかし、ダイエットが終わることには、その女性はほかの男と付き合っている、というのがよくあるオチです。

飽きっぽい人ほど成長する

一つのことに思いっきりハマっても、飽きたらあっさり捨てる。この気の軽さが成長の秘訣だといいます。

どんな分野でも、80点までは簡単にたどり着けますが、100点満点になるには膨大な時間がかかります。例えば、ゴルフのスコアを1年で平均80に到達できたとしても、平均70に到達するにはさらに10年はかかります。

何かを続けるとき、これまでと同じスピードで成長できないことを認識したうえで、続けるかどうかを判断する必要があります。
80点まで到達した後「これから何年もかけて100点を目指す必要があるのか」と考えるのです。
多くの場合、その価値はないでしょう。

1年で80点、10年で100点になるとすると、一つのことを10年続けた時の点数は100点です。
しかし、80点の時点で別のことを始めた人の総合展は、10年後には800点になっています。
100点にも価値はありますが、800点にはかないません。しかも、この800点のもとになったスキルは別ジャンルのものなので、新しい発見や相乗効果がたくさんあります。

僕は物心ついた時から、「ハマっては飽きる」「ハマっては飽きる」を繰り返して、それが今でも続いている。
スティーブ・ジョブズは「点と点を繋げていくと、いつの間にか線ができる」といったが、あちこちハマっていくうちに、網の目のように散らばった点と点が思わぬところでつながるのだ。
一度深くまでハマり、あっさり次へ移る。これからの時代は、そうやって80点取れるものをいくつも持っている人が強い。

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経費精算を自分でやるサラリーマンは出世しない

人生の時間は限られています。その限られた時間の中で多動であるためには「ワクワクしない時間」を減らすことがといいます。
いやな仕事や好きではない作業は、効率も悪くなるし、能力も発揮できません。その状態では大量のプロジェクトを動かすことはできないのです。

堀江貴文氏は現在ホテル暮らしなので、掃除や洗濯は一切していません。食事も外食ばかりです。

彼はおしゃれに気を使っているように見えますが、自分で服を選ぶことはないそうです。
服選びが好きな友人に頼むことで、「ワクワクしないこと」に使う時間を極限まで減らしています。

今はシェアリングサービスやクラウドソーシングが充実しており、誰でもできる作業は「誰かにやってもらえる」社会になりました。
ほんの少しのお金を払うだけで、より多くの価値を生み出せるようになるのです。

あなたの1時間が2500円より価値がないのだとしたら、この本に書いてあることを実践して、自らの価値をもう少し上げなくてはいけない。
むしろ掃除や洗濯など自分がワクワクしないことに人生の大半を使っているようではいつまでたってもあなたの価値は上がらない。

堀江貴文|多動力

電話をかけてくる人間とは仕事をするな

電話というツールは、一方的に相手の時間を奪うものです。電話は多動力を邪魔する最悪のツールであり、百害あって一利ない、と言い切ります。
たしかに、何か集中して仕事をしてくるときに、電話がかかってくると中断されてしまいます。たとえ無視しようとしても、電話が鳴ったというだけで注意力は切れてしまうでしょう。

電話をすると話が進みやすい、スピーディだ、という考えは今でも少なくありません。
しかし、業績を伸ばしているベンチャー企業は電話しても出ないことが多いです。その代わりメールをすれば10分後に代表から返信が届いたりします。

非同期通信が手軽に使えるようになった画期的な時代に、なお電話という同期通信にこだわり続ける。そういう人間に僕は言いたい。「お前にあげる時間はねえよ」と

堀江貴文|多動力

電話は自分と相手、両方の時間を拘束するナンセンスな連絡手段です。あなたがナンセンスな連絡手段を取らないことも大事ですが、それ以上にメールで済むことを電話で連絡する人には注意しましょう。
着信履歴はあなたの時間を奪った「加害者リスト」で、発信履歴はあなたが時間を奪った「被害者リスト」だと、堀江貴文氏は言います。

仕事を選ぶ勇気

「仕事を選ぶ」ということをネガティブにとらえる人がいる。
だが、嫌な仕事、気が乗らない仕事は断らなければ、「仕事」に振り回されて「自分の時間」が亡くなってしまう。
大丈夫。仕事は逃げない。仕事を選ぼう。

多動力を実践するためには、仕事を選ぶ側になる必要があります。逆に、仕事に振り回されている状態では、多動力を実践することは難しいでしょう。
仕事は常に無数にあり、あなたがやらなければたまっていく一方に感じてしまいますが、そんなことはありません。たまった仕事は誰かがやってくれますから、あなたがその誰かになる意味はないのです。

多動力を実践し、自分の時間を生きるためには「嫌だと思ったらやめればいい」と思いきる必要があります。
ブラック企業撲滅のデモや労働組合での活動に精を出す人がいますが、この時間は非常に非生産的です。ブラック企業はやめればいいし、もっと給料のいい仕事に変わればいいだけです。
会社員だと勘違いしてしまいがちですが、強制労働をさせられているわけでも、奴隷契約を結んだわけでもないのです。

世の中には面白いことがあふれています。
堀江貴文氏は、「嫌なら辞める」ができるようになるだけで、人生は一気に動き出すといいます。

自分の分身に仕事をさせる技術

世の中には2種類の人間がいるといいます。
「原液」を作る人と、「原液」を薄める人です。

カルピスの「原液」は、非常に濃いのでそのままでは飲めません。それを薄めて飲むのですが、その時、一本の原液から大量のカルピスウォーターが生み出されます。
このように、生産性が高く活動ていな人は、原液を作り、他の人が薄めて提供しています。

堀江貴文氏が本を書くとき、自分ではほとんど何もせず、ライターや編集者にまかせているというはなしをしました。これは本書でも同じです。
堀江貴文氏が生み出した「多動力」というエッセンスを、多くの人間が広めているのです。結果、堀江貴文氏が実際に費やした時間は数時間でも、何十万人にそのエッセンスが届き、何万時間と講演した場合と同じような効果を生みました。

これが、自分の分身に仕事をさせるということです。

例えば、私が書いているこの記事も「原液」の一つです。
この記事を書くことで、私の考えが多くの人に広まります。いちいち自分でインタビューに答えたり、講演活動をしていたら、何倍もの時間がかかってしまいます。
また、「多動力」のエッセンスを広めるという意味で、この記事も堀江貴文という原液から生まれた「堀江貴文」の分身ということができるかもしれません。

一日は誰も24時間しかないのに、その中でできることに大きな差がある。
これは、自分の分身を生み出したか否かによるものです。

そして、インターネットは原液を広めるうえで、非常に強力なツールです。一滴の原液が、メディアに取り上げられ、SNSでシェアされ、無限に広がる可能性を持っています。
一つのインタビューが本になり、記事になり、テレビになり、と広がっていくと、「あの人はなんて活動的なんだ!」となりますが、実際には最初の一滴を作っただけなのです。

起業家でもクリエイターでも、なんでこの人はこんなに多くの仕事をできるのかと思う人は、みな原液作りをしているのだ。
味の薄いカルピスウォーターしか作れない人生なんてつまらない。
どうせなら手元にカルピスの原液の一升瓶を抱え、周囲に大量のカルピスを分け与える。そんな原液まみれの濃密な人生を歩むことを意識よう。

堀江貴文|多動力

知らないことは「恥」ではない

テレビでの堀江貴文氏を見ると、なんでこんなに知識が多いんだと驚くことがあります。それは著書を読む中でも同じで、専門外の知識や、メソッドを補完するエピソードなど、その知識量に驚かされることが多々あります。

なぜそんなに多くのことを知っているのかというと「気になることがあればその場ですぐに調べたり、質問したりするから」だといいます。

本を読んでいたり、講演を聞いていたり、会議に出席したりする中で知らない言葉に出会うことがあります。
その時に「それはどういう意味ですか?」と聞くことができるか、パッとスマホで調べることができるかが、知識を増やすコツです。

堀江貴文氏は、知らないことを恥じないといいます。
わからないことがあったらすぐに質問する。調べる。
もちろん、質問するにも基礎知識や教養が必要なので、そうしたものは積極的に身に着ける必要があります。しかし、それさえあれば後は「検索する力」と「質問する力」さえあれば、知識はいくらでも増えていきます。

子供の成長が大人と比べて圧倒的に早いのは、わからないことに対して「なんで?」と質問することに抵抗がないからです。

全ての仕事はスマホでできる

正直、極論だと思います。
しかし、スマホの性能がパソコンと変わらないレベルになったことを考えると、確かに可能かもしれません。
私自身はこの記事をパソコンで書いていますが、同じことをスマホでもできます。パソコンを使う理由は、スマホのフリック入力よりキーボードのタイピングのほうが早いからというだけです。

パソコンには「画面が大きい」「入力が速い」以外のメリットはほとんどないでしょう。
もちろんデザイナーやプログラマーなど、パソコンでしかツールが動かなかったり、環境が作れない仕事もあります。しかしそれらも将来的にはスマホでこなせるようになると思います。

堀江貴文氏は無数のプロジェクトを同時進行していますが、ほぼ100%の仕事をスマホでこなしているようです。
メルマガもスマホで書き、部下やパートナーへの支持もLINEで行っています。顔を見てコミュニケーションをとりたいときも会議をする必要はなく、スマホのSkypeで行います。

スマホで仕事をこなすメリットは、時間と場所の制約から解き放たれることです。
堀江貴文氏はジムでランニングしている最中も仕事を進めます。スマホならランニングマシンに乗った状態でも片手で操作することができます。
パソコンだとこうはいきませんよね。パソコンが置いてあるオフィスに出社し、電源を入れ、ソフトを立ち上げる必要があります。こうした手間や制約が多動力を邪魔します。

今の仕事はもっと効率よくできないだろうか?
往復2時間以上かけて会社に出向いてやる意味はあるだろうか?
家にいながらスマホでできることではないだろうか?
会社に行かなくてはいけない。直接会って話さなければいけない。資料は紙で渡さなければいけない。
そういった何の根拠もない考えを改めるだけで仕事は一気に効率化する。

堀江貴文|多動力

仕事の速さはリズムで決まる

仕事が遅い人と速い人がいて、速いほうがいいことは言うまでもありません。
仕事を速くこなすために大切なのは「速度」ではなく「リズム」だといいます。

リズムが悪くなる原因の一つに電話があります。
電話に出ると否が応でもリズムが崩れます。電話は相手と自分の時間を同時に拘束する最悪のツールであることはすでに言いました。

一旦中断した仕事に戻るためには、その仕事を完了するまでにかかる時間の3分の1の時間がかかるという研究結果もあります。つまり、30分で終わらせる仕事の途中に電話がかかってきたら、その仕事にかかる時間は40分になってしまうのです。
30分で終わる仕事を25分で終わらせることは速度の問題ですが、リズムよく仕事をすることはそれ以上のインパクトがあります。

例えば、社内連絡をメールで行っている場合、メールを書くことが速い人と遅い人がいるでしょう。しかし、書くのが遅い人でも社内連絡をLINEに切り替えれば、速い人よりも短い時間で連絡が完了するはずです。

資料をチェックしている途中で電話に出て、電話を切ったらまた最初から読み始めるなどしていては時間がいくらあっても足りないのは当たり前だ。

堀江貴文|多動力

仕事の質は睡眠で決まる

多動力を実践することで、同時にいくつものプロジェクトを進行したり、複数の仕事をかけ持ったり、大量の仕事を進めることになるかもしれません。
しかし、そのために睡眠を犠牲にしてはいけません。

堀江貴文氏は一日最低6時間以上の睡眠をとるそうです。
それ以下になると日中に眠くなって効率が落ちるためです。

無数のプロジェクトを進行するうえで、いったいどこに寝ている時間があるのだと思ってしまいますが、多動力を実践するために睡眠の工夫をしているのです。
例えば、飛行機はビジネスクラス以上にしか乗らないこともその一つです。ビジネスクラスだと比較的ゆったりと眠ることができます。殺人的スケジュールで世界中を飛び回っているように見えても、実は睡眠はしっかり取っているのです。

仕事が忙しくて眠る時間がないというなら、生産性や効率を見直すべきです。多動力とは、大量の物事を同時に進めることであり、決して長時間働くことではありません。

どんなに多くのプロジェクトを抱えていようと、睡眠時間は削るべきではない。改めるべきは仕事のやり方であり、生産性だ。
当たり前のことだが、人間死んだらおしまいだ。多動力を発揮して膨大な数のプロジェクトをこなすためには、いつでも飛び回れる健康を維持するべきなのだ。

堀江貴文|多動力

さよならストレス

多動力を発揮するには、健康第一です。その最大の秘訣は「睡眠」ですが、次の秘訣は「ストレスのない生活を送ること」です。

堀江貴文氏は著書の中で「やりたくないことはやらない」「付き合いたくない人とは付き合わない」ことを繰り返し教えてくれます。
会社員がそんな自由をすることは難しいように思いますが、堀江貴文氏は自由とは無縁の「刑務所」の中でもこれを実行していました。

「酒を飲みすぎると脳細胞が死ぬ」「肉だけでなく野菜を食べろ」「化学調味料は摂取するな」「水道水よりも水素水のほうが健康にいい」「放射能が心配だ」
そんなアホみたいなことばかり心配してストレスをためることのほうが、健康にとって害だということも理解したほうがいい

堀江貴文|多動力

健康を維持するためにはある程度気を使う必要があります。健康診断は受けたほうがいいですし、たまには野菜も食べたほうがいいでしょう。
しかし、ストレスが万病のもとであることは医学的に確かですから、ストレスをためないことにも気を使うべきです。

食べたいものを食べ、言いたいことを言い、付き合いたい人と付き合い、やりやいことをやる。
多動力を実践し、多くの成果を生み出すにはストレスフリーな生活が欠かせません。

小利口はバカに勝てない

リーダーはバカでいい、と堀江貴文氏は言います。
多くのプロジェクトを前に進めることは、中途半端な知識で人の顔色をうかがう小利口な人間にはできません。

物事を前進させるのは、後先考えずとりあえず手を上げて動き始めるバカなのです。
興味があればさっさと手を伸ばしてみる。たまに火傷することはありますが、大事なものが掴み取れることのほうがはるかに多い。

これから多動力の時代です。
多動力の時代では、あれこれ考えて行動できずにいる小利口ではなく、なんでも面白がって手を上げるバカがチャンスを手にします。

「一人のバカと、多数の小利口」という法則があります。
組織のリーダーは一人のバカでないといけない。熱意を持ったバカが動き出した後、遅れてついてくる小利口がプロジェクトを形にしてくれます。
プロジェクトは、形になってから動き出すのではなく、動き出してから形にする必要があります。だからこそ、最初に動き出すバカが重要なのです。

AIやロボットが人間の仕事を代替えするようになったときこそ、「一番最初に手を上げるバカ」の存在は輝きを増す。アルゴリズムや常識からかけ離れたクレイジーな発想から、爆発的に面白い仕事が始まる。
「あいつはいつも一番に手を上げる」と呆れられるほどのバカになろう。

堀江貴文|多動力

永遠の3歳児たれ

多動力は大人になるにつれ、失われていきます。
誰しも子供のころはいろいろなことに興味を持ち、未知の出来事に興奮し、くだらないものでも強い好奇心をもって、ものすごいスピードで成長します。
しかし、大人になるにつれ、先入観や常識から興味を失い、興奮を忘れ、好奇心を失ってしまいます。「やりたいこと」ではなく、「やらなくてはいけないこと」を優先し、成長するチャンスを逃します。

成長を続けるためには3歳児のような好奇心を持ち続ける必要があるのです。

最初に紹介したように、イーロン・マスクは服を着られないそうです。服を着るまでの間に、次にやりたいことを思いついて、行動してしまうからです。
これは3歳児がテレビやおもちゃに夢中になっていつまでも着替えられないのと同じことです。だからこそ、イーロン・マスクは、常識を破壊し、誰も思いつかない計画を立てられるのです。

テクノロジーは年齢の差をも一気にフラットにした。
新しいデバイスに触れるのは面倒だ、行ったことのない外国に行くのは面倒くさい。そんな態度では化石のように固まってしまうだろう。
いつまでも未知なるものを求め続ける「3歳児」であろう。

堀江貴文|多動力

日々の生活にワクワクしない。毎日やっていることに変化がない。
そんな風に感じたら昔持っていた好奇心を思い出してみましょう。

ハワイに別荘なんてもつな

ハワイに別荘をもつということは、成功者の条件として刷り込まれた「予定調和」の幸福です。あなたが本当に欲しいと思ったものではありません。

人は欲しいもの、やりたいことに対し、刷り込みが強く働いています。
メディアや他人の影響により、欲しくもないものが欲しくなり、価値を感じないものに価値を感じてしまいます。

別荘を持つという行為は、成功の一つの目安かもしれません。
しかし、多動力を実践し、多くのプロジェクトを動かすあなたを制限するものでもあります。
ハワイに別荘を持ってしまった以上、たまには行かないといけない気持ちになるでしょう。本当は別に行きたいところがあるのに、本当はもっとやりたいことがあるのに、別荘があるから行ってしまう。
これではせっかくの多動力が台無しです。

多動力を発揮し、濃い人生を送るには、とにかく荷物を減らすことです。

堀江貴文氏はマンションも持っていません。本籍はどこかにあるのでしょうが、住んでいる家はないそうです。スーツケース3つ分の荷物を持ち、いつも世界中のホテルを飛び回っています。
ハワイに行っても1泊だけ。もっと面白いことを探すため、一か所にとどまりません。

自分の人生から余計なものを捨て、フットワークを軽くしましょう。
捨てた荷物以上に価値のある経験ができるはずです。

人生に目的なんてない

堀江貴文氏が世界中をめぐり、いろいろな人と会い、様々なプロジェクトを進行する理由は一つ。
「おもしろいから」です。

彼の行動には、明確な目的があるわけではありません。ただ「おもしろそう」なことを探して動き回っているだけです。
人脈が広がってビジネスチャンスが生まれることを期待して人と会ったり、新しい隙間産業を見つけるために世界中を訪問しているわけではないのです。
ただ、おもしろいことを探して動き回っていて、その中で偶然ビジネスが始まるというだけです。

堀江貴文氏の人生において、将来の夢も目標もありません。
一つの夢や目標に向かって進む人生も悪くはないでしょうが、一番大切で価値があるのは「今この瞬間」です。
だからこそ、この瞬間を楽しむことを第一に考える。

人生にゴールや終着点なんてあってたまるか。
僕は今日、明日、あさってと、常に自分を捨てながら新しい自分に生まれ変わっていきたい。
「多動力」こそ、僕が僕であり続けるための最大の原動力なのだ。

堀江貴文|多動力

将来の目標に向かって「今は我慢だ」と歯を食いしばっている人は多くいます。
しかし、この瞬間を楽しまず、苦しみながら努力するだけで、望んだ成果が出るでしょうか。

毎日がおもしろくてたまらない

そんな人生が、最高だと堀江貴文氏は教えてくれます。

多動力で人生を動かそう!

読書好きのバンドマン
これが堀江貴文さんが教えてくれる「多動力」のメソッドです。全部は紹介しきれていませんが、この中で実践してみたいことはありますか?

読書好きのシンガー
読めば読むほど、一つ一つが極論ですね…なかなか難しそうです。でも、「知らないことは質問する」はすぐに実践できそうです!

読書好きのバンドマン
これもものすごく価値が高いメソッドですよね。今は何でも調べたら出てくる時代ですから、はっきり言って頭の中に入っている知識量なんて大した価値はないんです。だからこそ、多くのことを学ぶのではなく「質問する力」と「検索する力」が重要なんですね

読書好きのシンガー
そうですね!あと、肩書も。すぐには難しいけど、何か新しいことに挑戦してみようかな…

読書好きのバンドマン
いいですね!すぐにやりましょう!

読書好きのシンガー
えぇっ!すぐには無理ですよ~

読書好きのバンドマン
「見切り発車は成功のもと」ですよ。とりあえずやってみる。別に失敗したら数億円の借金を背負うとか、日本にいられなくなるようなことにチャレンジするわけではないでしょう?

読書好きのシンガー
そうでしたね!なんなんでしょうね。確かにリスクはないんですけど、新しいチャレンジに対する抵抗があるのは…

読書好きのバンドマン
刷り込み、でしょうね。実際、大きなリスクを背負うことのほうが難しいんですよ。失敗したら借金を背負うとか考えちゃう人がいますけど、返せないような借金を背負うことがすでに難しい(笑)

読書好きのバンドマン
だからこうして、堀江貴文さんのように先入観を打ち砕いてくれる本を読むことが大切なんですよ

読書好きのシンガー
わかりました!もう一度読み直して、新しいことにチャレンジしてみます!